インターンで学んだ土のチカラ「土という存在」淡路島の土「島土」
2022/02/09
「土」体験キット十万億土

インターンで学んだ土のチカラ「土という存在」淡路島の土「島土」

普通の大学生が仕事した半年間で感じた土のチカラの結論は?

想像のはるか上をいく力強さ!そこから広がる「モノづくり」にもたらされるチカラ!

土のチカラシリーズ最終回です。今回は総集編、自分が感じた土のチカラへの感想のようなものです。

2021年の夏休みから約半年間、土に関する商品に触れながら進んだインターンもついに終わりを迎えようとしています。その中でもちろんインターンの本文である仕事に関することもたくさん吸収しましたが、土に関することもいろいろ吸収できました。座学はどうにもあまり性に合わない人なので、実地の学びができてとても楽しかったのです。

そんな環境で学んだ土のチカラ、能力的な話は先の三本の記事でまとめてありますのでそちらをご覧ください。
その能力的な話を出て、存在することによる力というのも持ち合わせていると感じました。それは「モノづくりに可能性をもたらすことができる」チカラです。

モノづくり自体に土が必要というわけではありません。金属製やプラスチック製など土の力を全く借りずとも生活に溶け込める良いモノを作ることは十分に可能ですし、どちらかと言えば土は用いないモノのほうが皆様の頭の中に多く浮かぶと思います。でも、「たまに」あえて土で作ったモノの存在があり、それが確実に皆様の頭の中に残っている。それこそが土の存在がもたらす最大の力であるように思うのです。

人は時として「ぬくもり」というような表現を使って物事に良い評価をつけたりします。例えば陶芸体験で作ったプロの人と比べるとやはり技術の差がある作品を「ぬくもりを感じる」というように表現しますよね。
自分も「ぬくもり」という言葉は一つの価値基準として採用しているので、間違いなく一つの価値基準として存在しています。しかし、その言葉の基準がはっきりしている人というのはいるでしょうか?土を使えばぬくもりは出るのでしょうか?金属やプラスチックでは出ないのでしょうか?

その答えはおそらく今の自分では出せません。ただ一つ言えることは、その「ぬくもり」という言葉で表現できるような何かを引き出すチカラを土が持っているのだろうということです。土という存在は、利便性や美術性が求められるようなモノづくりにおいて個人の抽象的な価値基準を平等に満たせるチカラをモノづくりにおいても垂らすことのできる存在なのではないかとこのインターンで感じました。

大学で学んでいる経営学で「万人を満足させることは不可能」ということは何回も聞きました。それでもそれに近い状況を作り出すことが、商売をする上での成功なのだと自分は考えています。その中にはどうしても商品の魅力だけではどうにもならない個人の好みというものが介在してきますが、土で作ったモノはそれを乗り越えることができる気がするのです。何の根拠があるわけでもない個人の感想ではありますが、インターンで土を用いた製品を作る、その製品をターゲット層の人に触ってもらうことを通じてそんなチカラが土にはあるんじゃないかと感じたのです。

今自分が言える土のチカラの話はここまでですが、そんな大学生が作った土のチカラを知れる製品を触る機会があれば、あなたなりの土のチカラというものが生まれるかもしれません。よろしければ、そんな形で土に向き合う時間を作っていただければ幸いです。

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