インターンで学んだ土のチカラ「練って触って表現する」
2022/01/18
「土」体験キット十万億土

インターンで学んだ土のチカラ「練って触って表現する」

子供の遊びの定番「泥団子」、そのポテンシャルってどうなの?

めちゃくちゃ大きい。下手すりゃそれで人間の歴史が説明できるぐらいには!

皆さん、泥団子を作って遊んだ記憶って残ってますか?
この記事を書いているインターン生は小2まで近所の砂場でよく作っていました。服まで泥まみれにして母によく怒られていたのをはっきりと覚えています。でも大学生ともなると、「この服高かったから汚したくない!」とかそういう感情が上回ってなかなか童心に帰って取り組むというのは難しいことなのが実際のところです。

そんな泥団子づくりって、案外それと同様のことが日常生活にも取り入れられているんですよ。前回の水に溶いた土の話と被ってしまいますが水を多めにしてつなぎの素材を多めにし、団子の形にこだわらずに塗ったのがいわゆる土壁というもので、今日でも多くの建物に意匠として使われています。

そして今回は、あまり水分は多く入れずに練るほうのチカラの話です。皆様「陶芸」という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、あれも感覚としては泥団子の延長線なんです。粒子の細かい土に適量の水を入れ、それを混ぜ合わせると一つの塊になりそこから好きな形に成型することが可能になります。そこになにか別のものを入れて強化したり、好きな形に整えてから焼くと日常でよくお世話になる食器や花瓶の出来上がりです。

これとほぼ同じような工程を挟んで生まれるものがおそらく多くの家庭で朝食に出されています。そう、パンです。土ってほぼパン生地みたいな状態にできるんです。違いと言えば食べれるかどうか位のものです。(ちなみに食べれる土ってのもあります。それはまた別のお話)
パンも陶芸も、人間の歴史を語る上では外すことのできない存在です。両方とも文化が発展するたびに様々な進化を遂げました。今では両方「芸術」と呼べる段階にまで達しています。それを作る職人も、長期間にわたり存在しその技術を現代にまでつないでいます。そう考えると、パンと比類させることのできる土の練る力というものを、とても偉大に感じることができると思いませんか?記事を書いている最中にも、ある種の感動を思い出し感慨に浸っています。

そんな土とパンの材料になる小麦、両方淡路島で生産されているんです。小麦のほうは「デュラム種」と呼ばれるパスタに向いた種ですが、それでパンを作るともちもち食感でおいしくできるんだとか。
ぜひとも販売中の「陶」で器を作る機会があれば、もう少し背伸びをして淡路産の小麦でパンを作り、日本始まりの地とされる淡路で人間に欠かせない存在の歴史に思いをはせてみるのも良いかもしれません。

次回は「粒子」のお話です。

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